ごあいさつ

 令和7年度の日本経済は、物価が持続的に下落するデフレの状況から一変し、急激な物価上昇が続いている。30年ぶりとなる高水準の賃上げや企業の高い投資意欲など、経済には前向きな動きがみられ、デフレからの脱却のチャンスを迎えている。
 一方で、中小企業においては、物価の高騰に伴う急激なコスト増が企業利益を圧迫しているほか、慢性的な人手不足、金利の上昇、デジタル化・脱炭素化への取り組みなど、依然として厳しい経営環境にある。
 このような状況を乗り越えるためには、限られた経営資源を有効に活用し経営基盤の強化を図るとともに、新たな事業展開等による生産性・収益力の向上、人材の確保・育成など事業の継続・成長に向けた取り組みにチャレンジし続けなければならない。
 当組合では、かかる状況に鑑み、本年度の組合運営重点方針として下記の項目を掲げ、事業を推進してまいります。
組合員の皆さまのご支援、ご協力を宜しくお願いいたします。

 ■運営重点方針と対応策
 1.ビジョンの実現
   ① ビジョンの具現化推進
 2.労働安全衛生活動
   ① 労働災害防止の推進
 3.人材育成と業務革新
     ① 技術研究開発の促進  ② 経営革新に則した人材の育成
 4.組合加入者の増強
   ① 組合員増強の推進
 5.組合員相互間の情報交換推進
   ① 福利厚生の充実  ② 同業他団体との情報交換の推進
   ③ 公的機関の補助金等の有効活用  ④ 組合財務体質の向上

                  清水鉄工機械工業協同組合
                     理事長 椎  野     丘