令和4年度の日本経済は、長期化する新型コロナウイルス感染症の影響から、未だ脱却できていない状況にある。変異株の流行が相次ぎ、製造業者においては依然として手探りの中での企業活動を余儀なくされている。加えてロシア軍のウクライナ侵攻で国内情勢はより緊張度を増しており、原油高を踏まえた商品価格の見直しや、半導体不足への対応など、今後の事業継続に向けて中小製造業は難しい経営判断を迫られている。
こうした状況を乗り越えていくためにも、中小製造業者においては、生産性向上の取り組みや独自技術の一層の活用の他DX化に向けたデジタル技術への対応等、自社の優位性を高めるための経営体質の強化に取り組んでいく必要があります。
当組合では、かかる状況に鑑み、本年度の組合運営重点方針として下記の項目を掲げ、事業を推進してまいります。
追記、コロナに対する警戒は必要ですが、やみくもに恐れることからは何も生まれません。正しい情報を取り込んで、正しく警戒して、ウイズコロナ(コロナと共存)の時代を、工夫しながら、乗り越えていきましょう。
■運営重点方針と対応策
1.労働安全衛生活動
① 労働災害防止の推進
2.人材育成と業務革新
① 技術研究開発の促進 ② 経営革新に則した人材の育成
3.組合加入者の増強
① 組合員増強の推進
4.組合員相互間の情報交換推進
① 福利厚生の充実 ② 同業他団体との情報交換の推進
③ 公的機関の補助金等の有効活用 ④ 組合財務体質の向上
清水鉄工機械工業協同組合
理事長 椎 野 丘